2017年8月6日日曜日

第一の大周期




第一の大周期 (紀元前2万3614年 - 1万8489年)
人間は、環境のなかに置かれた自分自身を観察し始めました。

ベア(熊)族の岩の祭壇の背景として、洞窟の壁に大きな獣の絵を描いたのはこの頃です。
当時でさえあなた方は、血の神聖さを尊重し、祭壇は動物たちを讃えるために赤土で染め上げられました。
闇の中で黙想にふける喜びを見出した時期でもあります。

このサイクルの始めにあたる前回の水瓶座の時代(紀元前2万3760年から2万1600年)は、
地球がフォトン・ベルト内にあったので、あなた方はよく洞窟の奥にこもりました。
空は目もくらむ稲妻に引き裂かれ、南極と北極から氷原が忍び寄るなか、
人間は赤道近くまで移動していきました。あなた方が祈りの場所とした洞窟のいくつかは近代になって発見され、
観照的な美と芸術的な荘厳さで人々を愕然とさせています。
 
第二の大周期 (紀元前1万8489年 - 1万3364年)
人間は進化の歴史における偉大で困難な飛躍を遂げました。
この時期は、人間の脳のイメージ貯蔵庫である視床下部に多くの深い記憶を残しています。
さそり座の時代(紀元前1万7280年から1万5120年)は太陽系が「銀河の夜」を旅していた時期で、
偉大なる空の神々が地球に降りてきました。当時、あなた方は氏族集団で暮らし、メンヒル(柱状の巨石)を使った世界的な軌道システムによって、
かなりの遠距離を移動していました。
生活の糧として家畜の大群を放牧しながら、暖かい季節は海や川や湖の近くで草、木の実、魚などの恵みを享受しました。
世界は温暖化しつつあり、
すべてが美しく輝いていました。

地球にやってきた偉大なる神々は、あなた方にとってはまったく未知の存在でしたが、
彼らのほうは人間を知っているように感じられました。
偉大な力で地球を利用した空の神々(アヌンナキ)は、人間の内面に生まれ始めた「自分たちは動物と違う」という感覚のひな型になっています。
神々は彼らの故郷について、さまざまな物語を伝えました。あなた方には理解できませんでしたが、
はるか遠くから旅してきたことだけはわかり、
やがて北方の氷原の上空にある伝説の源へ帰って行くのだと結論づけました。
そして或る日、神々が本当に去ってしまうと、毎年春が来て太陽の輝きが増すたびに、
あなた方は北の空をながめて帰還を待ち、彼らの肖像を岩に彫るようになりました。
神々は去る直前に、巨大な岩の複合建造物や位置標識の作り方を教えていったので、
それによって人間は太陽の旅の終わる位置や、天空における太陽の位置的バランスを知るようになりました。
でも、7世代後の子孫たちは、空からきた神々がそれらの神殿を造ったと考えたのです。
神々は去る前に、月の周期を人間に理解させたいと思いました。
月があなた方の日々の行動を左右しているのが、あなた方にわかったからです。
彼ら神々はシャーマンたち(氏族のメンバーで人間とプレアデス人の混血種の者)に相談すると、
シャーマンたちは喜んで人間の感情について教えました。
神々はあなた方の感情の豊かさに驚嘆し、
シャーマンのほうでは、神々(ニビル人)がそれを知らなかったことに衝撃を受けました。
その瞬間、同じ状況でも、他人が自分と同じように感じているとはかぎらないという認識が生まれ、
個別性という観念が出てきたのです。その経験から、
あなた方は子供たちを観察し始め、各自のユニークさを知って驚くとともに、
いったいその違いはどこから来るのだろうと考えました。いっぽう、神々も感情について学び始めました。
神々は月食が起きる時期や、月が昇ったり沈んだりする方角を示すストーン・サークルによって、
その周期をたどって行く方法を教えました。
人々が月に同調し始めると、シャーマンたちはストーン・サークルを使って「夢時間」に旅し、
植物、昆虫、動物、岩のあいだで交わされる交信について知恵を集め、
それらの波動が月といかに共鳴しているかを教えました。

当時、シャーマンと神々は共同ではたらいていましたが、
神々は時々立ち寄るだけで、
氏族の系譜はプレアデスのシャーマン、つまり生まれながらにプレアデスのライトボディー「カー」を持つ先住民によって守られていました。
シャーマンはキノコを持ってストーン・サークルに入り、
聖なる植物の精霊とともに旅する方法を教えました。そうした植物の精霊は、
地球上の特別な場所について教えてくれました。どの谷も山も川も神聖でした。
あなた方は、そのすべてが発するエネルギーのきらめきに、自分の名前もすぐには思い出せないほどに驚愕したものです。

再び氷原がやってくる前に、あなた方は地球のエネルギーについてシャーマンから多くを学びました。
彼らはさまざまな動物から学ぶことや、自分の能力と本能的知恵を拡大し、マスターすることを教えました。
動物はそれぞれ人間の一側面を表わしています。
目はワシ、家はカメ、ハートはクマ、耳はキツネというように。
この時期が終わるころには、あなた方は自分自身を客観的に知り、場所ごとの微妙な差異を感じとり、
植物種や動物種のユニークな性質に対する鋭い目を育て、シャーマンを尊ぶようになっていました。

そこでわたしツォルキンは、紀元前1万3200年に時のコードをシャーマンたちに明かしました。
そして語り部として選ばれた彼らは、大いなる時の物語を記憶してそらんじ、
地球における人類進化の偉大な物語を記録するとともに、水晶と丸い花崗岩にそのコードを埋め込みました。
わたしは紀元前1万800年に獅子座の時代が始まると、
地球はフォトン・ベルトに移行すると教えました。

彼らは丸い花崗岩を地表のあらゆる場所に配置し、水晶は各地のメディスン・ケーブと呼ばれる洞窟の奥深く、
澄み切った水底に沈めました。
それらの石は今も存在し、各氏族の原初の物語を記憶しています。
どの世代にも、この知恵を内なる脳に宿したシャーマンが生まれるはずであり、隠された石にも同じ記憶が保たれています。

いっぽう、惑星ニビルのアヌンナキであると正体を明かした空の神々は、
地球の記録をニビルのコンピューターに貯蔵していました。彼らの記録は4次元のものですが、
シャーマンの保持する地球のコードは、プレアデスのライトボディを通じて注入されているので5次元です。
神々(ニビル人)は紀元前1万4200年に地球を去る前に、湿地や沼で両生類、昆虫、爬虫類、鳥たちとともに太鼓をたたいたり、
ガラガラ音をたてて、銀河の音を聴く方法を教えていきました。
この新しい教えは、シャーマンにとって非常に難題でした。なぜならこれは、さまざまな星とつながる作業であり、
あなた方はみな、プレアデス以外にも地球に影響を及ぼしている恒星があることを認識させられたからです。

アヌンナキの神々がどこか空の彼方に行ってしまうと、あなた方は輝く姿を見送ったあと、
彼らの帰還を願って憑かれたように空を眺めました。
彼らの世界の位置を知るために、夜空を動物でいっぱいの川に見立てて地図を描き、
彗星や小惑星が空に見えるたび、あの神々に違いない考えました。
つまりそのようにして、あなた方は今という現在にいられなくなってきたのです。

book 「プレアデス‐銀河の夜明け」 バーバラ・ハンド・クロウ著 太陽出版



zeraniumのブログ

http://8729-13.cocolog-nifty.com/blog/2010/12/37-afb2.html











人間が自分自身に目覚め始めたころ
私はツォルキンです。  
2万5607年前、あなた方人間は過去を意識的に記憶し、
現在を敏感に知り、純粋な意図の力で幸せな未来を生み出していく、そんな個別化した人間になることを決意しました。
開かれたハートと健康な肉体、賢いマインドと活性化された魂を持つ人間になろうと意図したのです。
当時あなた方は、世界に溶け込んだ簡素な生活を送っていました。木々もライオンたちも自分自身でした。
全世界と、そこに参加している全存在を感じることができたので、すべてと分離した感覚はまったくなく、ただ至福を生きていました。
或る日たまたま空を見上げて、自分とはどのような存在なのか知りたいと思ったのです。
そのためには世界のなかにいる自分自身が見えなければなりません。つまり自分を客観的に見る必要があります。
そして、世界における自分を知るための長い旅が始まりました。あなた方はその願いを、天の川銀河の「時の守り手」であるわたし、ツォルキンにもたらしたのです。
わたしツォルキンはその思いつきに魅了されたので、要望に応じることにしました。
あなた方の歴史(history あるいは herstory)は、たくさんの図書館を本でいっぱいにできるほどの長い長い物語です。
マヤ暦における最初の4サイクルについては概要だけにとどめ、
紀元前3114年から西暦2012年までの第5の第周期を詳細に見ていきます。

第一の大周期 (紀元前2万3614年 - 1万8489年)
人間は、環境のなかに置かれた自分自身を観察し始めました。
ベア(熊)族の岩の祭壇の背景として、洞窟の壁に大きな獣の絵を描いたのはこの頃です。当時でさえあなた方は、血の神聖さを尊重し、祭壇は動物たちを讃えるために赤土で染め上げられました。闇の中で黙想にふける喜びを見出した時期でもあります。
このサイクルの始めにあたる前回の水瓶座の時代(紀元前2万3760年から2万1600年)は、地球がフォトン・ベルト内にあったので、あなた方はよく洞窟の奥にこもりました。空は目もくらむ稲妻に引き裂かれ、南極と北極から氷原が忍び寄るなか、人間は赤道近くまで移動していきました。あなた方が祈りの場所とした洞窟のいくつかは近代になって発見され、観照的な美と芸術的な荘厳さで人々を愕然とさせています。
 第二の大周期 (紀元前1万8489年 - 1万3364年)
人間は進化の歴史における偉大で困難な飛躍を遂げました。この時期は、人間の脳のイメージ貯蔵庫である視床下部に多くの深い記憶を残しています。さそり座の時代(紀元前1万7280年から1万5120年)は太陽系が「銀河の夜」を旅していた時期で、
偉大なる空の神々が地球に降りてきました。当時、あなた方は氏族集団で暮らし、
メンヒル(柱状の巨石)を使った世界的な軌道システムによって、かなりの遠距離を移動していました。
生活の糧として家畜の大群を放牧しながら、暖かい季節は海や川や湖の近くで草、木の実、魚などの恵みを享受しました。世界は温暖化しつつあり、すべてが美しく輝いていました。
地球にやってきた偉大なる神々は、あなた方にとってはまったく未知の存在でしたが、彼らのほうは人間を知っているように感じられました。偉大な力で地球を利用した空の神々(アヌンナキ)は、人間の内面に生まれ始めた「自分たちは動物と違う」という感覚のひな型になっています。神々は彼らの故郷について、さまざまな物語を伝えました。あなた方には理解できませんでしたが、はるか遠くから旅してきたことだけはわかり、やがて北方の氷原の上空にある伝説の源へ帰って行くのだと結論づけました。そして或る日、神々が本当に去ってしまうと、毎年春が来て太陽の輝きが増すたびに、あなた方は北の空をながめて帰還を待ち、彼らの肖像を岩に彫るようになりました。神々は去る直前に、巨大な岩の複合建造物や位置標識の作り方を教えていったので、それによって人間は太陽の旅の終わる位置や、天空における太陽の位置的バランスを知るようになりました。でも、7世代後の子孫たちは、空からきた神々がそれらの神殿を造ったと考えたのです。神々は去る前に、月の周期を人間に理解させたいと思いました。月があなた方の日々の行動を左右しているのが、あなた方にわかったからです。彼ら神々はシャーマンたち(氏族のメンバーで人間とプレアデス人の混血種の者)に相談すると、シャーマンたちは喜んで人間の感情について教えました。神々はあなた方の感情の豊かさに驚嘆し、シャーマンのほうでは、神々(ニビル人)がそれを知らなかったことに衝撃を受けました。その瞬間、同じ状況でも、他人が自分と同じように感じているとはかぎらないという認識が生まれ、個別性という観念が出てきたのです。その経験から、あなた方は子供たちを観察し始め、各自のユニークさを知って驚くとともに、いったいその違いはどこから来るのだろうと考えました。いっぽう、神々も感情について学び始めました。神々は月食が起きる時期や、月が昇ったり沈んだりする方角を示すストーン・サークルによって、その周期をたどって行く方法を教えました。人々が月に同調し始めると、シャーマンたちはストーン・サークルを使って「夢時間」に旅し、植物、昆虫、動物、岩のあいだで交わされる交信について知恵を集め、それらの波動が月といかに共鳴しているかを教えました。
当時、シャーマンと神々は共同ではたらいていましたが、神々は時々立ち寄るだけで、氏族の系譜はプレアデスのシャーマン、つまり生まれながらにプレアデスのライトボディー「カー」を持つ先住民によって守られていました。シャーマンはキノコを持ってストーン・サークルに入り、聖なる植物の精霊とともに旅する方法を教えました。そうした植物の精霊は、地球上の特別な場所について教えてくれました。どの谷も山も川も神聖でした。あなた方は、そのすべてが発するエネルギーのきらめきに、自分の名前もすぐには思い出せないほどに驚愕したものです。
再び氷原がやってくる前に、あなた方は地球のエネルギーについてシャーマンから多くを学びました。彼らはさまざまな動物から学ぶことや、自分の能力と本能的知恵を拡大し、マスターすることを教えました。動物はそれぞれ人間の一側面を表わしています。目はワシ、家はカメ、ハートはクマ、耳はキツネというように。この時期が終わるころには、あなた方は自分自身を客観的に知り、場所ごとの微妙な差異を感じとり、植物種や動物種のユニークな性質に対する鋭い目を育て、シャーマンを尊ぶようになっていました。
そこでわたしツォルキンは、紀元前1万3200年に時のコードをシャーマンたちに明かしました。そして語り部として選ばれた彼らは、大いなる時の物語を記憶してそらんじ、地球における人類進化の偉大な物語を記録するとともに、水晶と丸い花崗岩にそのコードを埋め込みました。わたしは紀元前1万800年に獅子座の時代が始まると、地球はフォトン・ベルトに移行すると教えました。
彼らは丸い花崗岩を地表のあらゆる場所に配置し、水晶は各地のメディスン・ケーブと呼ばれる洞窟の奥深く、澄み切った水底に沈めました。それらの石は今も存在し、各氏族の原初の物語を記憶しています。どの世代にも、この知恵を内なる脳に宿したシャーマンが生まれるはずであり、隠された石にも同じ記憶が保たれています。
いっぽう、惑星ニビルのアヌンナキであると正体を明かした空の神々は、地球の記録をニビルのコンピューターに貯蔵していました。彼らの記録は4次元のものですが、シャーマンの保持する地球のコードは、プレアデスのライトボディを通じて注入されているので5次元です。神々(ニビル人)は紀元前1万4200年に地球を去る前に、湿地や沼で両生類、昆虫、爬虫類、鳥たちとともに太鼓をたたいたり、ガラガラ音をたてて、銀河の音を聴く方法を教えていきました。この新しい教えは、シャーマンにとって非常に難題でした。なぜならこれは、さまざまな星とつながる作業であり、あなた方はみな、プレアデス以外にも地球に影響を及ぼしている恒星があることを認識させられたからです。
アヌンナキの神々がどこか空の彼方に行ってしまうと、あなた方は輝く姿を見送ったあと、彼らの帰還を願って憑かれたように空を眺めました。彼らの世界の位置を知るために、夜空を動物でいっぱいの川に見立てて地図を描き、彗星や小惑星が空に見えるたび、あの神々に違いない考えました。つまりそのようにして、あなた方は今という現在にいられなくなってきたのです。
book 「プレアデス‐銀河の夜明け」 バーバラ・ハンド・クロウ著 太陽出版

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現人類は約2万年前の最終氷河期(旧石器時代)の過酷な環境に適応するため基本設計が定まったが、その後の温暖化、急激な社会変動、価値観の多様性など新たに加わった周辺環境に対処するには基本設計が古過ぎる。
 今日の早朝も相変わらず、ストレッチから軽い筋トレ、ウォーキング。
快晴。春霞がかかっている。公園の桜はほぼ満開。今年は一番開花が遅れいるようで、例年だと阪神競馬場の桜花賞の頃の桜は満開状態を過ぎて、花冷えのする冷たい風に吹かれて、桜吹雪の状態だった。
そういえば、先日、異例の春の嵐が吹き荒れた。
今年の阪神競馬場の桜は、今日の温かい春の日差しを受けて、レースが始まる頃には、満開だろう。
こんなことはあまり記憶にない。
今日の日曜日が終われば、明日の月曜は新一年生の入学式。桜満開の入学式に成る。今朝。春の明るい日差しはあるから、暖かい様に感じるが、実はとても寒い朝で、温度計を見ると3月上旬並みのようだ。そういう訳で、今日も陽光に映える桜を眺めながら二つの公園を歩いた。
が、時々想わないでもない。
何でこんなことをしているのだろう?物凄い時間のロスをしている、と。
習慣で、そういう流れができて、身を任せているだけ。
馬鹿な事をやっているという想いが、正直、拭いされない。
何もしないで、体重をキープできて、筋肉が落ちなければ、良いに越したことはない。

>そこで冒頭のタイトル。
 
ある地方史の本を開くと、その地方の縄文時代のズット以前の、2万年ほど前の旧石器時代時代の遺跡の発掘物から、
説き起こす際に、冒頭タイトルにした様なフレーズが出てきた。
 
地球が氷河期の寒冷な気候に覆われていた時代。
海面は今よりも100メートルも下がっており、
日本列島は大陸と陸続きで繋がっていた。
 
亜寒帯の森林におおわれた陸上にはオオツノジカやナンマンゾウが生息して、
すでに日本に居住していた人類は
「進化段階は現生人類と同じ新人で、私たちと思考能力も運動能力も全く差異のない、直接の祖先」だった。
 
過酷な環境に適応するところから出発した私たち人類は

<未だに寒冷な旧石器時代に{基本設計}の定まった身体構造>を引きずっている。
 
余分なカロリーを急激に脂肪に蓄える、過酷な時代がもたらした{基本設計}が、
食いものが、自分で作ったり、採ったりするする現場とかけ離れて、カネよって簡単に手に入る時代に、
肥満と云う形でそぐわなくなっている。

だから、脂肪をつけさせないために、運動に時間を割かなければならない。

その作業を素晴らしいとばかり、想うのは勝手な思い込みであり、
本当は、馬鹿な事をやっている。

食い過ぎの快楽におぼれ、辻褄合わせをしているだけじゃないか。

そういうカネがあれば、世界中の飢えた人で助かるヒトがいる。
理性で考えるとそういう事に成る。
 
>現人類は長く続いた過酷な生存環境を生き抜くに従って、そうした環境への強固な適応力がDNAにインプットされた。
それを著者は{基本設計}と云う適切な言葉で表現している。
 その後の地球の気候の温暖化のよって海水面が上昇し、日本は大陸と切り離され、海進の最も進んだ約6000年間には海は今よりずっと列島に入りこんでいた。
 >>やがて新石器時代から、縄文時代が始まるのだが、この著者の指摘している、{基本設計不適応}は、もっとスケールのデカイ事だ。
 「その後の気候の温暖化」。
ここまでは自然現象の大きな変動に対する氷河期に{基本設計}された現人類の不適応であり、何のことはない常識の範囲。
 >>「急激な社会変動」。
そして「価値観の多様性など」。
に「対処するには{基本設計が<余りに古い}のではないかと云う、現状認識が可能なのである」とまで云われると、つい一足飛びに、現在の地球規模に沸き起こっている諸問題への人類のDNA的基本設計の余りの古さゆえの不適応=DNA的解決能力不在をに想いを馳せてしまう。
 そういえば、人類はズット戦争しつけてきたな。最後は力による解決の道を選択してきて、厄介なことにそれが起動力となって、歴史が前に進んできた。その挙句の果てが、尤も破壊的殺人兵器としての「核兵器」の開発とその使用。それが、原子力潜水艦に転用され、次に原子力発電に使用され、遂には日本の福島原発事故によって、当然の事ながら、地球のプレート移動の法則によって、その存在を否定された。にもかかわらず、利潤を追い求める資本の蓄積構造に引きずられ、原発を再稼働するという。核ミサイルを独占する大国が、自分たちの軍事的独占を維持するために、都合の良い国の核武装は許し、都合の悪い国の核武装は許さないと、核兵器の世界的多様化に圧力をかける。それだけではなく、グローバル資本制の反人間性はますます、コントロール不能状態に成っている。地球環境破壊の原因も結局、グローバル資本制に行き着く。
 2万年前の最終氷河期時代に定着した人類のDNA=急激な社会変動、価値観への不適応のある基本設計、では、今のところこれらの方向性は修正できる見通しが立たない。物事には表側と裏側があるが、それにしても、表側のきらめきに反して裏側は酷過ぎて、反人類の領域に深く達している。
>>が、著者は<人間は急激に変わる>モノと、云う視点を歴史的事実から、提起している。
従来の歴史学では縄文時代から弥生時代への転換を朝鮮半島からの渡来系弥生人の移住、定着に求めているが、日本定住の縄文人、自らが主体的に、
「朝鮮半島の人々との交換や交流をきっかけに、水や土地など自然と人間の関わり方から、日常の価値観、時間の観念、ひては死生観を軸に据えた宇宙観に至るまで縄文文化をそれを完全に脱ぎ捨て、自らを水稲農耕民=朝鮮半島系渡来人風に仕立てなおして再出発した」
「しかも、朝鮮半島系の文化的要素が初期の頃から、揃って導入されているところを見れば、この再出発は集団規模で、おそらく<1世代の間に、組織的かつ短期間で生じたとみる必要がある」
「現代人の感覚になぞって表現すれば、それは宗教上の集団改宗に近い状態だと理解すべきであろう」 
 >以上の論説は考古学の出土品から、解き明かされており、説得力がある。
「疑いようもなくハッキリとした朝鮮半島系の墓の下に埋葬されていたのは、予想に反して縄文的形質を備えた人物であった。」
水稲稲作が日本列島に広まった頃、同じ地域の同時期に縄文的生活を送るムラと弥生的水稲稲作のムラの共存が確認されている。この時の水稲稲作弥生ムラは渡来系の弥生人ではなく、渡来系の生産様式に短期間で組織的に改宗した日本土着の縄文人だった。
 >この様に考えていくと、従来の歴史学説の云う、弥生時代の爆発的人口増加の原因を朝鮮渡来人の日本への圧倒的な数に求める、不自然さが拭いされる。確かに渡来人数も増加したが、日本土着の縄文人は渡来人と混血して弥生人となって水稲稲作民に自己変革した。
>>ただし、土着の縄文式生産様式よりも、手間はかかるが渡来系の生産様式の方が労働成果は大きく得られ、安定的であるという、やはり、物的な要素によって、この自己変革は可能となったと想う。やがて、そこで取り入れた生産様式が戦争的抗争と共同体の階層分解を生む。
2012/4/8(日) 午後 2:19

反俗日記
http://blogs.yahoo.co.jp/xhhfr149/22852263.html












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